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以前こちらで取り上げた国道183号線西原1丁目交差点の右折レーン設置には20022年度当初予算で測量費など1,100万円が計上されています。

この計画について
今後のスケジュールなどについて質疑した若林市議に対しての市側の答弁で右折レーン設置にとどまらず国道183号線南行きの安佐南区西原から西区大宮までの区間を3車線化する計画であることが明らかになりました。
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事業は段階的に行い、まずは西原1丁目交差点からひとつ南の西原2丁目交差点までの150mの拡幅を令和8年度の完成を目指すとしています。

若林市議は更に長束八木線の新庄橋の延伸が難航していることを取り上げ、代わりに2車線で計画されている都市計画道路長束線を拡幅し183号線へ接続するこで代替できないかと質問、これに対し市側は交複数のプランの一つとして検討していることを認めました。

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道路関係に長く携わった市職員OBに確認を取ったところ、3車線化の都市計画決定自体はされていて安佐南区内の対象となる区域は建築制限がかかっているので用地買収は容易ではないか。ただ太田川を渡って西区側の拡幅が側道を削ることになるので大変なのではないかと言うことでした。

またこの種類の事業で難関となるは橋梁の拡幅ですが祇園大橋は上流側に元々車道だった歩道橋がある上に大橋上にも広い歩道があるで大規模な拡幅工事は不要ではないかとのことでした。

国道183号線は片側2車線ですが右折レーンがない上に朝夕は歩道側の車線がバスレーンとなり、広島市の南北を結ぶ基幹の一つでありながら実質的には1車線しかなく右折車がいるとそれを避けた車がバスレーンに侵入しバスの運行の障害となっていました。南行の限られた区間とはいえ3車線化はバスの定時性が大きく改善する可能性があります。



広島県は観音マリーナ隣接の県有地のマリーナホップとの定期賃貸借契約が満了する2025年3月以降の運営事業者を公募を行なっていましたが、選考の結果(株)トムスと広島トヨペット(株)から構成される事業体を選定しました。

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採用された提案は「ひろしまモビリティゲート アジア圏随一の”モビリティ・エンターテイメントの聖地”」で海外インパウンド・国内・県内から年間200万人の集客を見込むとしています。

事業内容は屋内にEVカートコースやVRエリアに研究エリア、屋外に音楽フェスの開催も可能な多目的サーキットやグランピングエリアを整備するとしています。

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賃貸借期間は31年間で概算事業費は約97億円を見込んでいます。

屋外エリアで最も大きな面積を占める多目的サーキット場はグランピング場や民間結婚式場に隣接することもあり走行できるのは車検前提程度の車ではないでしょうか。グランピングに関しては空いたスペースにブームなんで載っけた気がしないでもないので実際には変更になる可能性もありますが、結婚式場は全くの別事業者です。


私は今回の公募をこのブログで取り上げた際に上下水道ガスなどのインフラ整備にかかるコストを考えればの事業者であるマリーナホップが有利ではないかと書きました。それと同時に以下のようにも書きました。

水族館など既存の施設を活かしながらも全体を丸ごと作り変えるような提案でなければ選定されるのは難しいように思います。個人的には敷地全体を使い遊園地の中に店舗が点在するような施設であれば家族連れが多く楽しめるのでないかと思ったりします。

マリーナホップの現運営は経営を引き継いだ2012年以降は黒字であったと胸を張っていますが、近年の新たなテナントはショールームや事務所などが多くショッピングモールと言いながら周遊客は見込めず入居するテナントからすれば郊外の単独店舗と同じようなもので苦戦を強いられいました。

また開業時にローコストを追求したためかテナントや通路が狭く圧迫感があり海辺の屋外モールというメリットを活かせていませんでした。

実際、マリーナホップは2025年3月までに閉鎖という報道を受けてのSNS上での声は遊園地や気軽に散歩ができる場所がなくなるのは寂しいという声ばかりでショッピングモールがなくなることを惜しむ声はほとんど見ません。

今の施設ではショッピングモールとしては限界なので施設面で大幅な刷新が必要だったのですが現運営が示した事業費は当面の開業までが1億1千万、2035年までに追加で20億円とトムスの90億に大きく差を開けられています。これでは更なる誘客を期待しろという方が無理でしょう。
 
契約満了までに地下埋設物を含む全ての設備を撤去し更地にすることが条件ですのでマリーナホップの営業は2024年いっぱいぐらいではないでしょうか。 

マリーナホップも少しでも撤去費用を削減するために上下水道などの一部の設備や観覧車などの遊具をトムスに買取を求める可能性もありますし上で書いたようにグランピングあたりは予定と変わるかもしれません。

個人的には交通科学館の展示車両の走行会が復活するといいなと思ってます。 

中国新聞の1/16付けの紙面に「広電の次世代路面電車、「部分低床」も選択肢 路面電車の次世代車両で検討」の記事が出ました。


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要点をまとめると

1)車両価格の高騰
  最新鋭の100%低床車「グリーンムーバーエイペックス」は2019年のデビュー当時、
  1編成3億8千万円だったが、21年度購入分は同4億4千万円(予算額)。
  05年導入の「グリーンムーバーマックス」の同3億2千万円に比べ、大幅に値上がりした。

2)本格的な高齢化社会を踏まえ、「低床車の割合を現在の約34%から、10年後には50%以上に
  引き上げたい」としている。

3)コストを抑えつつバリアフリー車両を増やすために既存車両を部分的に低床化し新車価格や整備費の安い
  「部分低床車」を検討している。
  「新型車両だけでなく、床が高い従来車を、部分低床に改造することも検討している。

4)部分低床では車内の一部に段差が生じるため、社内通路に段差があるのバリアフリーとはいえない。
  解決の鍵を握るのが、18年に車体の短い低床車「グリーンムーバーレックス」始めた全ての扉で乗降車できる
  「全扉降車」方式だ。
  この方式では、運転士のいる前扉まで移動する必要がないため、車内の段差が大きな支障となりにくい。

5)駅前大橋線が開通予定の25年ごろまでに、車体の長い電車にも全扉降車を拡大する方針だ。
  全扉降車が当たり前になれば、より柔軟な車両設計が可能になる。

この記事に出てくる既存の連結非低床車の中間車両のみを低床化とは具体的には現在制御器の更新と行き先表示のLED化を進めている3900形なのではないでしょうか。
3900を始めとする非低床の長編成車グリンライナーはアルナ工機(現アルナ車両)製なのですが、アルナ車両は日本で一番売れてる低床車リトルダンサーの開発製造元でもあります。リトルダンサーの初期型は左右の車輪が車軸で繋がった従来型の台車を使った部分低床車で鉄道事業者が使っていた既存の台車や機器を使い車体のみを新造することも出来るというのがウリのひとつでした。メンテのことなどを考えても製造元で純正改造するというのが妥当な考えではないでしょうか。

余談ながらアルナ工機は広電3900形開発に真ん中部分を下げる部分低床車を提案したが不採用でした。
     (路面電車を考える会2001年講演より)

グリーンムーバーレックスに降車用カードリーダーつけた時はひと編成で100万ほどしたそうですが、広電さんは車両以外の設備も中古の導入に躊躇がなく、宮島線向けの車両用に全国で撤去された中古ICカードリーダーで見積もり取るとい想定より遥かに安く上がる試算になったと聞いています。

けど、そういうことは今後もICカードリーダーは続けるという前提ですよね。
ついでにPASPY廃止の話の方に話題を変えると、最近PASPYはじめて読み取り機を入れたばかりとこもある他の中小事業者や3セクのアストラムから反発がないことから見ても、ハードはカード含めて代わらずICOCAとシステムを切り離すだけなのでないかと思います。QRは採用するにしても1日券の代わりぐらいまでじゃないでしょうか。運転手に今よりも手間取らせる全面QRなんて労使合意ができるわけないですから。

何故ICOCAを切りたいかと言えばICOCAやSUICAがPASPYエリア内で使用すると利用のたびにICCCAのサーバーを通しすシステムでこの接続料が負担だからです。さらに膨大な量の接続テストをするのでバス停の新設などの路線は変更は検証テストの為に2年前から申請しないといけない。これでは小型のモビリティにまで導入を考えてる広電には受け入れる事が出来ないから手切れになったのでしょう。
PASPY圏内で完結する一般的な普通の利用者にとって困ることはモバイルICOCAなどが使えないくらいなのでほぼ影響はないと思います。。
JR東がこの春から導入するSUICAの地域交通対応版を採用すれば解決するであろう問題ですが、SUICAに比べて10年以上遅れてるICOCAですのでそれはかなり先の話でしょう。

海田町に出来た小倉のどきどきうどんの店ができたと聞き行って来ました。

こちら2号線沿いにも緑の幟が出てて以前から気にはなっていたのですがパチンコ店の敷地内にあるのでちょっと平日は立ち寄り難くく週末のの訪問となりました。

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こちらの店は北九州の小倉で食べられてる牛の頬肉の入ったどきどきうどんの店で店主も小倉で修行されたそうです。薬研堀に夜だけ営業の店がありここは2号店とか。

うどんはよもぎ入りのうどんとふつうのうどん、そららを混ぜたミックスがあります。この日頼んだのはよもぎ肉うどんの大です。

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待つ間にどうぞと昆布と生姜をとろとろに煮込んだ小皿が出て来たので、あっこれお酒が欲しくなるやつだと思いながら10分ほど待ってるとうどんが出て来ました。先に訪れた知人によればうどんの量を少し控えめにしてこの小皿とご飯を組み合わせるのがよいとか。


うどんは細めのつるりとした麺、出汁は色が濃くネギたっぷり生姜も入り寒い日にはピッタリです。

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味も量も値段も三重丸な店ですが、営11時から19時までと長い営業時間と薬研堀の店との掛け持ちは大変なので体に気をつけて長くて続けてほしいです。


安芸郡海田町窪町10−4
(パチンコセンチュリー店舗裏)
11:00〜21:00

定休日 火曜日


「うどんが食べたいねー」という事でちょっと車で大島の一心うどん泉本屋で食べてきました。

周防大島の外周道路から外れた道を上がってくと、アスファルトからコンクリ舗装へと変わりどんどん寂しくなってほんとにこの道でいいのかな?と少し不安になった頃に着く古民家改装の小じんまりとしたうどん屋です。
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ここは手打ちのうどんを薪でたいた羽釜で茹でるので土間を改装した調理場には大きな釜戸があります。テーブルはグループで埋まっていたのでカウンターに案内されたのですが、羽釜がよく見えるここは特等席です。
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メニューは一部だけあるものを来た順で回覧し注文すると次のお客に回ります。調理もグループごとに行われるので先客が多いとかなり待つようですがカウンターなら店主が薪をくべたり羽釜と格闘したりする様を眺めていられるので待ち時間も苦になりません。
メニューには何種類かのうどん定食があって結構なボリュームがありそうだったのですが女将さんと話していて今日から野菜かき揚げが青トマトに変わったという事を聞いたので一番シンプルな梅とかき揚げの組み合わせをお願いしました。
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この日は前に3グループぐらいいたので40分くらい待ったでしょうか。街中なら少々待ちくたびれるでしょうが、ここは時間の流れが違うのか調理場や外の様子を眺めいたらあっという間でした。
かき揚げをうどんにつけて食べると開きますよと言われました。正直揚げ物をうどんにつけるのはふやけた味がぼけるしうどん出汁も油で味が変わるので好きでなないのですが、ここでは言うとおりにしてみました。そうするとかき揚げに味つけがうどん出汁と合わせてちょうどいいくらいの薄味なうえに出汁にあまり油が出ないのです。
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定食のご飯は塩のきいたおむすびなのですがこれが単品で食べても残ったうどん出汁につけても美味しいし菊芋のきんぴらも宮田農園の蕪の葉っぱもみんな残さず食べました。

広島の家からも2時間かかるかそこらだしまたこなきゃいけないなと思いました。


山口県大島郡周防大島町西三蒲1100−4
11:00〜14:00
定休日 月・金・日

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