広島市中心部の市営基町駐車場と隣接する朝日会館跡地・中国電力基町ビルの一体的な再開発の事業化検討している都市再生機構(UR)西日本支社は具体的な施設計画や施工・管理運営計画を検討する事業化検討パートーナーに朝日新聞社・オリックス・竹中工務店で構成される朝日グループ共同企業体を選定したと発表しました。


都市機構西日本支社/広島市基町相生通再開発/事業化検討パートナーに朝日グループ

 都市再生機構西日本支社は18日、「(仮称)広島市基町相生通地区第一種市街地再開発事業」の事業化検討パートナーを朝日グループに決定したと発表した。同グループは朝日ビルディングを代表企業に朝日新聞社、オリックス、竹中工務店で構成。オフィス、変電所、市営駐車場、ホテルなどを核とした再開発事業を提案した。

 事業化検討パートナーの役割は、▽施設建築物の企画・計画作成に関する提案・助言▽施設建築物の設計・施工に関する提案・助言▽施設建築物の管理運営計画に関する提案・助言▽保留床処分計画に関する提案・助言▽地区内権利者の権利調整に関する協力・助言▽その他提案に基づく協力と事業推進のための協力。
     (中略)
 都市機構は、基町相生通地区の地権者らからの要請に基づき、コーディネーターとして第1種市街地再開発事業の事業化検討業務を実施している。今後、事業化検討パートナーからの提案・助言などを参考に「広島紙屋町・八丁堀地域」での官民連携のリーディングプロジェクトとして、国際的なビジネス環境の形成につながる高度業務機能の導入、にぎわいと交流機能の強化、観光・文化・情報発信機能の充実・強化などを目指し、地権者らと共に事業化に向けた検討を深めていく考えだ。 日刊建設工業新聞 2020/06/19


 広島市は市営基町駐車場一帯に複合ビルを建設する再開発事業を更新時期を迎えた建築物の多い紙屋町・八丁堀地区全体の再開発の官民連携リーディングプロジェクトとして位置付けています。
 再開発事業の範囲は基町駐車場とその西隣の中国電力基町ビル、道路を挟んで南側の朝日会館跡地の道路中心部まで含んで約1.0haになります。 

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                        (UR発表資料より)
  
 地権者の広島市、中国電力、朝日新聞社、朝日ビルディングに広島市から商工会議所ビルの移転先として提案を受けた広島商工会議所の5者が事業に参画。
5者の要請によりURはコーディネーター役を務め民間事業者から事業家検討パートナーを募集していました。

 URの発表資料によれば朝日グループは再開発ビルの代表的な用途としてオフィス・変電所・市営駐輪場・ホテルを提案したとあります。
 この中で変電所は平和大通り電気ビルが地下に都市型変電所を設置しその排熱を給湯・空調に再利用しているという前例があるので同様の設備を備えると思われます。
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           中国電力平和大通り電気ビル(ヒートポンプとその応用1996.7 No.40より)

 今後は、事業化検討パートナーからの提案を参考に検討の深度化を図り、地権者や関係者などとの合意形成を図った上で計画内容を精査するとしています。