フガドコ

広島見るもの歩くとこ

2021年02月

広島市の令和3年度予算案に己斐公民館の建替えが計上されました。
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己斐公民館は西広島駅の北口からすぐの利便性の高い場所にありますが昭和53年建設で築40年が経過し老朽化が進んでいる上に、床面積が850平方メートルと市の基準の1,200平方メートルを大きく下回っています。
当然のことながら住民からは過去に何度かの建替えの要求がありましたが、市は公民館及び駐車場の敷地が己斐中央線の区域にかかることから市が先行取得した土地に同じく老朽化した消防団車庫との複合化となりました。


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己斐公民館はホール機能がなくその増築用地として隣接地を購入したものの結局増築はされず、その為に公民館としては広い駐車場がありました。この土地は区画整理の中で大きな割合を占めています。
区画整理では事業に必要な道路や公園などの公共用地を区域内の権利者から公平に出し合いますが、この減歩率を少しでも下げる為に移転先は市が先行取得した土地ということになったのだと思われます。おそらくは北口の現在工事事務所のある線路沿いの場所ではないかと思われます。

令和3年度基本設計、4〜6年度に工事ということで新しい公民館に機能を移した7年度以降に北口再開発が本格化するものと思われます。

広島県は周辺の県には古くからの温泉街が点在するにも関わらず良質な温泉が乏しいのですが、その理由は広島県一帯の地質は大部分が中生代に生成された花崗岩だからです。火山活動が収束してから時間が経って冷え切っているので地中の浅い場所に高温の熱脈がありません。よって高温の自噴泉がないのです。ただ、最近では沿岸部では高深度のボーリングで高温で豊かな泉質の温泉も誕生してます。それらの中には豊富な湯量で加熱なしの掛け流しの温泉もあります。
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さて、そんな中で2020年の8月にオープンのしたのが安芸太田町加計の月ヶ瀬温泉です。
旧町役場前の元旅館を地域の賑わいと福祉充実の拠点として日帰り温泉と飲食店、地元産品の販売コーナーとして公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)と国と町が費用負担して整備し、運営はJOCAが行います。
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温泉は内湯も露天風呂もこじんまりとして数人ぐらいが適量の小さなものですが、入浴料も450円と銭湯に近い地元の人が積極的に通う気になる金額です。

温泉の泉質は単純アルカリということで広島に多いラドン系ではなく長門方面の温泉に多い成分な様です。浴場からサッシを開けると露天風呂に行けますが狭い上に囲われてるので見えるの空だけです。午後9時までやってますから星空見ながらのんびり入浴というのにはいいと思います。

運営が青年海外協力協会という事で併設の食堂ではヒマラヤで育ったブータン蕎麦が堪能出来ます。日本の蕎麦との違いはよく分かりませんでしたが太めの蕎麦と出汁の濃い麺つゆにはよくあっていたと思います。
 
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日帰り温泉にも関わらず一通りお酒が有るのはここが地域コミュニティの交流場所としての役割もあるからのでしょう。
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駐車場は旧可部線加計駅跡の月ヶ瀬公園の駐車場を利用します。旧役場側の道路にも入り口があるのですがこちらは地元の方メインで外からのお客用の玄関は公園側になる様です。

JR広島駅近くのホテルニューヒロデンが1月31日で閉館しました。


1974年に開業したニューヒロデンは地上13階建てで256室の客室のほか、会議室や宴会場やレストランなどを有していまて広島駅近くという立地条件から地元の会合から外国からの観光客まで幅広く利用されていました。昨年行われる筈だった東京五輪でのさらなる増加を期待して2020年春には外壁の修繕を行いました。

しかし開業から47年経ち、営業を続けるには耐震改修をはじめとする大規模な改修が必要でしたが、新型コロナうウィルスの感染拡大による売り上げの減少で大規模な投資をしても回収が見込めないと判断され閉館となりました。

ホテルはレストランのランチ営業が終わった31日午後2時に閉館し、集まった常連客ら百人に従業員からカーネーションが手渡されました。

広電グループはホテル事業から撤退し122人の従業員はグループ内での転職や他社への就職を支援するとの事です。閉館後のホテル跡地は取り壊しを含めて活用方法は未定とのことです。 

私は職場に通うのに毎日のようにこのホテルの前を通っていましたが、つい最近になりこのホテルのシンボル的な存在のサイン(看板)の事を知る機会がありました。

このサイン(は広島の県北に工房を構える金属工芸作家 木本一之 さんが1999年に鍛鉄で制作した作品です。広電からは漠然としたクラシック調のサインという依頼でしたが、広島電鉄が親会社のホテルということで路面電車のシルエットを提案すると喜んで採用されたとのことです。
設置されて20年以上ノーメンテナンスですが錆もなく金箔も大丈夫で耐久性の定点観測物となっていたそうです。
このサインの行く先ですが、作者の木本さんに返却されるか広電グループがホテル事業をしていたという記念碑的として社内で保存されるかしてほしいものです。


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