広島県は周辺の県には古くからの温泉街が点在するにも関わらず良質な温泉が乏しいのですが、その理由は広島県一帯の地質は大部分が中生代に生成された花崗岩だからです。火山活動が収束してから時間が経って冷え切っているので地中の浅い場所に高温の熱脈がありません。よって高温の自噴泉がないのです。ただ、最近では沿岸部では高深度のボーリングで高温で豊かな泉質の温泉も誕生してます。それらの中には豊富な湯量で加熱なしの掛け流しの温泉もあります。
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さて、そんな中で2020年の8月にオープンのしたのが安芸太田町加計の月ヶ瀬温泉です。
旧町役場前の元旅館を地域の賑わいと福祉充実の拠点として日帰り温泉と飲食店、地元産品の販売コーナーとして公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)と国と町が費用負担して整備し、運営はJOCAが行います。
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温泉は内湯も露天風呂もこじんまりとして数人ぐらいが適量の小さなものですが、入浴料も450円と銭湯に近い地元の人が積極的に通う気になる金額です。

温泉の泉質は単純アルカリということで広島に多いラドン系ではなく長門方面の温泉に多い成分な様です。浴場からサッシを開けると露天風呂に行けますが狭い上に囲われてるので見えるの空だけです。午後9時までやってますから星空見ながらのんびり入浴というのにはいいと思います。

運営が青年海外協力協会という事で併設の食堂ではヒマラヤで育ったブータン蕎麦が堪能出来ます。日本の蕎麦との違いはよく分かりませんでしたが太めの蕎麦と出汁の濃い麺つゆにはよくあっていたと思います。
 
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日帰り温泉にも関わらず一通りお酒が有るのはここが地域コミュニティの交流場所としての役割もあるからのでしょう。
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駐車場は旧可部線加計駅跡の月ヶ瀬公園の駐車場を利用します。旧役場側の道路にも入り口があるのですがこちらは地元の方メインで外からのお客用の玄関は公園側になる様です。