JR広島駅近くのホテルニューヒロデンが1月31日で閉館しました。


1974年に開業したニューヒロデンは地上13階建てで256室の客室のほか、会議室や宴会場やレストランなどを有していまて広島駅近くという立地条件から地元の会合から外国からの観光客まで幅広く利用されていました。昨年行われる筈だった東京五輪でのさらなる増加を期待して2020年春には外壁の修繕を行いました。

しかし開業から47年経ち、営業を続けるには耐震改修をはじめとする大規模な改修が必要でしたが、新型コロナうウィルスの感染拡大による売り上げの減少で大規模な投資をしても回収が見込めないと判断され閉館となりました。

ホテルはレストランのランチ営業が終わった31日午後2時に閉館し、集まった常連客ら百人に従業員からカーネーションが手渡されました。

広電グループはホテル事業から撤退し122人の従業員はグループ内での転職や他社への就職を支援するとの事です。閉館後のホテル跡地は取り壊しを含めて活用方法は未定とのことです。 

私は職場に通うのに毎日のようにこのホテルの前を通っていましたが、つい最近になりこのホテルのシンボル的な存在のサイン(看板)の事を知る機会がありました。

このサイン(は広島の県北に工房を構える金属工芸作家 木本一之 さんが1999年に鍛鉄で制作した作品です。広電からは漠然としたクラシック調のサインという依頼でしたが、広島電鉄が親会社のホテルということで路面電車のシルエットを提案すると喜んで採用されたとのことです。
設置されて20年以上ノーメンテナンスですが錆もなく金箔も大丈夫で耐久性の定点観測物となっていたそうです。
このサインの行く先ですが、作者の木本さんに返却されるか広電グループがホテル事業をしていたという記念碑的として社内で保存されるかしてほしいものです。


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