広島市の中央公園に新しいサッカースタジアムを設計・建設する事業者がが事実上決まりました。

広島市は設計施工一括方式で事業者を募集していた中央公園広場への「サッカースタジアム等整備事業」について事業者選定審議会からの答申を受け、大成建設、フジタ、広成建設、東畑建築事務所、環境デザイン研究所、復建調査設計、あい設計、シーケィ・テックからなる共同事業体を優先交渉することを決定しました。
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大成JVは大成建設が新国立競技場、東畑建築事務所は京都スタジアム、環境デザイン研究所が新広島市民球場とスタジアム設計の経験のある企業とフジタ、広成建設、復建調査設計という広島をよく知る企業からなり地ます。


大成JVが提案した案は「みんがつながるスタジアム」をテーマとしていて、その最大の特徴はスタジアムの四隅が大きく開いていることです。
開放的なデザインは試合のある日はスタジアムからまち全体がへ熱気と高揚感を伝え、風通しがよく天然芝の育成にも効果を発揮します。
スタジアムと広場との間に神楽やアーバンスポーツの会場としても使える螺旋状のスパイラル広場やミュージアムなどの多機能施設を設け試合のない日の集客に努めるほか、スタジアム2階には南北2本の自由通路を設けて広場とスタジアム更には基町護岸とをつなぎ、試合のない日でも市民が自由に行き来できるようします。
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ただし今回のスタジアムは案はあくまでも提案であり、今後広島市との交渉次第でプレゼンで公開されたデザインとは大きく異なる可能性があります。
事業費参考価格として257億400万円(税込み)が見込まれていて、市は県と50億づつの負担を見込んでいますが県との費用負担に関する具体手的な交渉はこれからですので大きく減額となる可能性もあります。
また事業者選定審議会はスタジアムは大規模な施設であるために周辺への景観的な影響が大きいことから、今後の設計・施工にあたり以下の点の配慮を求めています。

1 戦後の広島を形造ってきた都市景観の歴史を踏まえ、周辺環境と調和し県民・市民に親  しまれる外観デザイン、特に屋根形状などの更なる検討
2 広場エリアについては、既存の広場が持つおおらかな開放感の継承と、スタジアムエリ  アとの一体感生み出すデザインの工夫
この意見を受け入れるならば城南通り側の屋根形状やスタジアムと広場との間を結ぶ螺旋状スロープなどは縮小される可能性があります。
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広島市は2021年4月より価格交渉に入り5月には仮契約を結び、6月議会の承認を経て本契約を締結の予定です。

全体の事業期間は2024年7月末までででサッカースタジアムとペデストリアンデッキは3月末までです。しかし大成JVの提案に寄ると契約締結後。2021年末までに基本・実地設計を終え、2022年1月に着工。2024年Jリーグ開幕までの約25か月間での工事完了を目指すとのことです。