今、巷話題の菓子博。
どんなイベントなのかなとネットでぐるぐる。
以下は備忘録代わり。

正式名称は全国菓子大博覧会。主催は全国菓子工業組合連合会(全菓連)通常は4年に1回ですが、前回は特例で6年間隔が空きました。
今までは閉幕までに次回開催地が発表されるのですが2008年の姫路菓子博では発表されず。これは100年の歴史の中でも極めて異例とのこと。これは菓子業界が菓子博を単独では行わず地方自治体の財布に依存した開催が通例となっている為、近年の財政難で自治体が支出を嫌ったためです。商工会議所の太田会頭が市に協力を要請したのはこの点です。要は場所だけでなく金も出せと。他の自治体が支出を避けているのであれば広島市が協力を表明(=財政支援)することは次回開催の決定となるのです。


ではどのくらいの費用がかかるかといえば前回の姫路開催を例に取れば姫路市議会の資料(PDF注意)国税庁への問い合わせを見ると総事業費が12億7,000万円。兵庫県・姫路市・菓子組合で7,700万円づつ負担。企業協賛金が1億6,700万円。残りが入場料収入、出展料といったところですか。

菓子博といえば一般にイメージするのは「スイーツ味見し放題」とかでありましょうが実際にさにあらず。基本的には「博覧会」なので展示がメイン。各種のパビリオンでは実演やら展示をただひたすら見てるだけ~。食べたきゃ売店で買ってねというスタンス。出展する各菓子店は出展料を払って参加するのですから売って回収せにゃならんのです。
それとよく土産物屋で壁に「なんとか総裁賞受賞」とか貼ってありますでしょう。あれを決めるのがこの博覧会です。菓子業界からするとこっちがメインかもしれません。あの賞、各部門別に賞が設定されているので最高位の総裁賞がいくつもあったりします。みんなで仲良く箔付けし合い。どんな店が出るかは主催する全菓連に加入している店を見れば分かりやすいです。洋菓子店もあるけど基本的には煎餅・饅頭屋。

姫路の記事を見ると入場料2千円でパビリオンに入るには1時間待ちとかで菓子は見てるだけで食べられなくて見るのも人混みの隙間からで写真撮影も不可。姫路の場合は大阪、京都という大都市を控えているので当初予想を上回る92万人が訪れ黒字となりましたが広島だとそこまではいかんでしょう。

うーん、財政支援含めてあまり魅力てきでないように思えるのは気のせいかなあ。