こちらは清水建設さんが建築中の広島地方法務総合庁舎の新館73c99567.jpg

私もここでちょこっと仕事をしています。12階建ての新館は中身はともかく建物の完成は保証されています。新館完成後は旧館は取り壊しの予定です。

一方城南通りに面した鹿島建設が建設中の合同庁舎5号館は基礎工事の段階で完全に工事が止まっています。こちらは再開の目処がたっておらず、このまま工事中止となる可能性もあります。

この2つの建築工事の明暗を分けたのは1年の着工時期の差と予算の出所に原因があります。法務総合庁舎は法務省が単独で全額を出していますが、5号館は入居予定の各省庁が分担して出しています。これが国の出先は原則廃止としている民主党の大ナタのターゲットになったわけです。出先期間全廃といっても高検や地検を廃止には出来ませんからね。もっとも官庁の方も「倒壊の危険があるので建て替えまーす」といいながらせっせと1号館の耐震工事をしているのですから”無駄!”と切り捨てられても文句は言えないのです。

しかし、こういう場合は鹿島建設はいくらか工事代金をもらえるんですかね。