ここまでの各種報道を見聞きする限り跡地検討員会というのは3歩下がって2歩さがるではなくてスタートから一気に100mくらい逆走したような議論となっているように感じます。
「あれがしたい」「これがしたい」というのはいいのですがやはり出来ることと出来ないことがあるわけです。それは法律やお金の面もありますが人が実際に呼べるかどうかという事もあります。
個人的には「何が欲しい」ではなく「広島の今、そして未来に必要な物」で「都心にあるべきもの」という議論の方がしやすかったののではないかと思います。
小委員会ごとに議論するのはいいことだと思いますがそこででたプランなりアイデアは必ず積算なり検証をして具体性を持たして頂きたい。そうしないといつまでたっても机上の空論のままです。これは委員会後に市にさせればいいことです。1か月もあれば出来ます。彼らはそれが仕事です。
小委員会で意見を篩にかける、その絞られた意見に対して一般から意見なりアイデアを募る、その声を小委員会で整理して再び検討員会の議論に戻す。
こういうプロセスなら現実性のある議論と市民参加が両立出来て言い方は悪いけどガス抜きにはなると思います。。
そして、これ以上先へ進めない=現実性が無いとなれば委員長なりがその小委員会での議論を止めてください。
そこで何より参加者に言いたいことは最低限これまでの経緯を勉強してから議論に臨んでほしいと考えます。かって出たアイデアがなぜ消えたかを知ってください。そうしないといつまでたっても前へ進みません。
また球場跡地検討委員会は松井市長が周辺公共施設の老朽化に言及した以上は各施設の老朽化や耐震性に関する資料ぐらいは当然各委員に配るくらいはしてないとおかしい話です。 そうでないと当局が市長の意向を無視していることになるし、無ければ委員会の方で指摘して準備させなければなりません。
最後に検討員会は自らの議論の仕方そのものに責任を感じてください。今回松井市長は検討委の結論ではなく議論の経過を参考にすると言っています。その言葉の通りであれば箸にも棒にもかからない議論ばかりしていると市は検討委員会の進行などお構いなしに組織変更や人事変更が行われる3月末までに白紙となったはずのお広島市案を元にした計画案を再び出してくると思いますよ。
もっっとも彼らは市長や検討委なんておかまいなしに没案を出してくるかもしれません。普通はトップにダメ出しされたプランなんて恥ずかしくて出さないものですがあの辺の人は感覚がどうも一般とは違うようですので。
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