上幟町の流川教会で建て替えの準備が進んでいます。
この教会は1971年に三越前から現在地に移転してきましたが併設する幼稚園と共に老朽化に伴い建て替えとなりました。既に幼稚園の仮園舎は西側の女学院の敷地内に準備されています。

この教会は祭壇に対して会衆席が横に広がるタイプとしては最初期かつ典型的なタイプだったそうですが写真を見る限りでは建て替え後は一般的な後ろに広がる形になるようです。

e9d174af.jpg


広島流川教会建て替えへ
広島市中区上幟町の広島流川教会が来年2月中旬、建て替わる。原爆で親を失った子どもの支援などに尽くした故谷本清牧師が率いた歴史を継承。新礼拝堂でも、焼け野原に残った木で作った「被爆十字架」を掲げ、平和の祈りを続ける。今月22日には「お別れ記念礼拝」を開催。来月から解体工事に入る。
 新しくなる教会の礼拝堂は、現在約7メートルの天井を倍の高さにし、音響効果を高める。正面に被爆十字架を設置。被爆後のがれきから見つかった「平和の鐘」も、音を鳴らせる状態で移すという。
 同教会は1887年5月、現在の大手町に創設され、移転を数回繰り返した後、上流川町で被爆。当時の建物は倒壊した。1970年12月に現在地に移転した。
 22日の記念礼拝は午前10時半から。現礼拝堂が完成した当時、教会伝道師だった東島勇気・日本基督教団九州教区常置委員が説教する。
71d2726d.jpg

現在の礼拝堂。被爆した十字架(奥左)などは引き継がれる
5980ae91.png

音響をよくするため天井を高くした礼拝堂の完成イメージ。被爆十字架は正面中央にある     
                       中国新聞12/1/20

a70bad70.jpg



設計を担当する浅井謙建築研究所はHPを見ると単独の建築ではなく地域に影響を及ぼすような、また都市計画にゆとりをもたらす様なスペースの提案を行っているそうですのでこの地域にどう変化をもたらす様な教会になるか楽しみです。