広島市には広島交響楽団があるのにクラシック専用ホールないという声にはフェニックスホール改装で対応すべきと考えます。

アステールプラザは演劇団体等の意見を取り入れて建設され大ホール、中オール共に舞台袖が広く天井が高い演劇向けホールで能舞台なども用意されててこちらは演劇向けホールとして運営すべきと考えます。旧厚生年金会館はその市内最大の席数を減らすべきではないと考えます。

一方フェニックスホールは内装や舞台設などクラシックの音響をかなり考慮した設計となっています。それにも関わらず音響に関して評価が芳しくないの会議場としての使用を前提にした造りだからです。会議場とコンサートホールとでは望ましい残響時間が相反するのです。

かっては難しいとされていたコンサートホールと会議場の共存は技術の発達で可能となり、実際に東北大学・川内萩ホールでは既存ホールの改修という形で実現しています。
川内萩ホールは多目的ホールをクラシックホールに改装をしながら会議場としての用途には会議用のスピーカの機種,配置,指向性を慎重に検討することで対応しています。
ここでは16億円の改修費用が発生していますがこれは耐震改修を含んだ金額ですのでフェニックスホールは元々クラシックに考慮した構造や内装である為にここまで必要ではなく天井や照明、音響機器改修など10億円もあれば可能だと思います。この程度であれば半額を楽団が寄付を集め半額を市で負担で対応出来ると考えます。

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(広島市HPより転載)

また広島市は中島地区にフェニックスホール、旧厚生年金会館、アステールプラザと3つの施設を所有していますがこれらを一体運営すべきだと考えます。現在これらの施設を使用する為には利用希望日の1年前に朝から並んで抽選に通らなければなりません。これは商業利用でも市民の一般利用でも変わりません。結果として学会やコンサートなどが広島市で開催されなくなることの一員となっています。
そこでまず商業利用や学会などは一般利用よりも早く受付し管理者で日程調整をし余った日を入場料を取らない一般に開放するなどすべきです。また大規模学会などフェニックスホールだけでは対応しきれないものも3館一体運営なら対応できます。
その為には現在バラバラの運営となっている3館を一体運営する必要があります。