広島市内でミニシアターを運営する序破急がタカノ橋商店街にあるサロンシネマを建物の老朽化の為に閉館すると発表しました。
序破急のHPには以下のようなお知らせが掲載されています。
サロンシネマのお客様へ
いつもご来館のほど、ありがとうございます。
皆様よりご愛顧頂いております「夢売劇場 サロンシネマ1・2」は、8月31日(日)をもちまして、タカノ橋での歴史を閉じさせて頂きます。
タカノ橋で映画興行が始まった昭和30(1955)年より59年間、サロンシネマとして営業を開始した昭和47(1972)年より42年間、また、サロンシネマ2がオープンした平成6(1994)年から20年間の長きに渡り、皆様に支えられて多くの映画を上映して参りましたが、建物の老朽化のため、この地で営業を続けることができなくなりました。皆様からの永年のご愛顧に深く感謝しております。
現在、サロンシネマの精神を引き継いだ新たな劇場を、秋にオープンすべく走り出しております。劇場運営や番組編成等のコンセプトはそのままに、お客様により一層映画を楽しんでいただける映画館を目指して参りますので、相変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

序破急としては秋を目途に新たな映画館をオープンすると発表していますが、あちらこちらに聞いてみますとその移転先は東急ハンズ上にあった東映・ルーブル跡で間違いないようです。以前記事にしたのですがこの2館は閉館後もビルを所有する東映が映画館再開の希望していたために上映設備から売店にいたるまで閉館時のまま保存されています。今回序破急が東映に対しこれらの設備を使用したいと申し出たそうです。976e16b8.jpg


ただし映写機は据えつけられているものを使うのではなく現在サロンシネマで使われている今では少なくなった35ミリフィルム用映写機を持ってくるそうです。ただそれ以外の設備、ユーノス800のシートなどはどうなるかはわかりません。

タカノ橋サロンシネマの閉館は残念ですが八丁堀への移転はこの地区の新たな魅力となるだけなく梯子鑑賞がしやすくなるなど映画ファンにとっても嬉しいことではないでしょうか。