フガドコ

広島見るもの歩くとこ

今回のシャレオ古本市で購入したのが「 歴史紀行 安芸吉川氏」
新人物往来社出版だけども元は「よみがえる中世芸北・吉川氏史蹟を歩く」というタイトルで昭和62年に中国新聞で連載されたもの。当時の宮坂編集員が現地を歩き資料を読み書いたものだけど、正直この新聞社でここまで取材したものは以後写真集以外はないんじゃないかな。広島県北部に点在する吉川氏関連の史跡それぞれに非常に詳しく書かれいる良書なんだけどやはりローカル過ぎて売れなかったらしくてB級品のハンコが押されている。ここの本も現在は古書ルートでしか手に入らないけどこういう本こそ電子出版してほしいと思う。17401779.jpg

紙屋町の西側で見かけた自炊の看板06c75b05.jpg


最近この手の自炊代行の看板を広島でもちらほら見るようになりました。

正直どこまで需要があるかは分かりませんが書籍の所有者が自ら裁断スキャニングするなら法的にはセーフ、代行するのは限りなくクロに近いかねとか思いながら近づいたらこんな看板が。

裁断本を用意してますだとさ。4041b052.jpg


これは完全にアウトでしょ。気になってネットで作家先生に聞いても完全に著作権法違反とのこと。

今週は休日出勤の代休を取り東広島の西条駅前蔵元通りのくぐり屋ギャラリーで開かれている「村上たかし・あすなひろし原画展」に行って来ました。
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村上先生は映画にもなった「星守る犬」で知られていますが私にとっては学生時分に読んだかわいい動物たちがかなり品のないギャグを飛ばす「ナマケモノが見てた」の方が強烈な印象が強いです。

あすな先生は2001年に亡くなられましたが東広島で育ち作家生活の後半も東広島で過ごされました。自転車の今中大介さんは甥にあたります。

この展示会はくくり門改修の記念行事としてまず東広島在住の村上先生に話があったのですが村上先生が東広島に縁のある偉大な先輩であるあすな先生との共同展示を希望され企画団体に申し入れられたそうです。
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あすな先生のご遺族は既に先生の作品集を出されたり各地で原画展を開かれたりしていて広島での開催も希望されていたのですがなかなか実現できなかったということもありこの申し出を受けられました。展示に当たっては今中家が総出で手伝われたそうです。展示会場のデザインをされたのは大介さんの弟の隆介さん。

早速原画を拝見させていただきましたが、村上先生に暖かい絵ととあすな先生のち密さと繊細さと力強さが同居する絵を見ることが出来て、実に充実した展示でした。会場には村上先生もいらっしゃいましたし、かって石ノ森先生のアシスタントをされたいたという方も来られた非常に楽しい話が出来ました。
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村上先生からは「星守る犬」の作中の背景は東広島や安浦の景色を参考に描かれたという話を聞いてどこか見たような風景だと納得をしました。また村上先生があすな先生の家族の方から聞かれた話として「あすな先生の原稿が凸版印刷に入るとベテラン職人がこれを印刷できるのは自分しかいないとばかりに原稿を奪い合った」とか「あすな先生の原稿の手伝いを甥の隆介さんが1週間だけされた時、印刷には出ない端の方のベタを塗りつぶさなかったら先生が怒って後で自分で塗っていた」といういう話を教えてくださいました。確かに原画を見ると端の方までベタ塗りどころか実に細かい書き込みがされています。あすな先生は原稿に余白があるのが許せない性格だったのでしょう。

この日展示会の受付をしていたのは広島のクリエーター養成の虎の穴広島モノづくりジムの塾生で漫画家イラストレーター志望の子だったのですが彼らにとっても偉大な先輩の生原稿や毎日のように来て下さる村上先生のお話は為になったと思います。前出の石ノ森先生のアシの方は塾生に「とにかく毎日描きなさい」とアドバイスをされていました。

帰り際に村上先生にサインを頂きあすな先生の作品集の中から何点か買わせて頂きました。

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この展示会は11日までの開催です。

土曜日はオルガン座さんで開催の「ブクブク交換会」に参加してきました。ブクブク交換会とは参加者各自がテーマに沿った本を持ち寄りそれぞれその本を紹介して交換し合うという本好きのためのイベントです。

今回はこのブクブク交換会の提唱者テリー植田さんが参加。ブックス広島代表の財津正人さんとのトークショーが繰り広げられました。
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トークショーが終われば交換会開始。まずは持ち寄った本のプレゼンタイムです。
各自が自分の本の紹介をするのだけど、これが実に楽しい。それまで自分が興味なかった作者やジャンルの本が紹介されると急に読みたくなる​のです。僕は基本的に引きこもりなんでこういうイベントにでも出ないと人​と話す機会がないのですのよ(笑)

これまでのブクブク交換会は10名くらいだったけど今回は20名以上、皆それぞれ本の特徴や出会いを披露します。
私が持ってきたのは「サクリファイス」「八月六日上々天氣」「一日江戸人」の3冊です。
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順番に希望の本を挙げて他に希望者がいればジャンケン、そうして自分が持ってきた本と同じ数だけの本を持って帰ることが出来ます。

私の今回の成果物はこちら。
3/11から1ヶ月間の新聞の縮刷版、しまなみ街道の写真集、それに巷では「もやしもん」の樹教授のモデルになったといわれている小泉武夫氏(作者は否定されています)の食に関するエッセイ集です。
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本好きな方々との実に楽しい時間を共有することが出来、ブックス広島実行委員会と参加者の方々には感謝感謝であります。

昨日のことですが、広島市立中央図書館の2階ロビーで開催中の「手塚治虫を装丁する」展へ行ってきました。昨年東京で開催されたものと同じものということらしいです。

この企画は手塚治虫の代表作の何点かを色々なデザイナーが装丁すると言うものですが、同じ本(中身)なのにデザイナー次第で全然違うものになるのが実に面白いです。3/6まで開催、月曜休館。

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