フガドコ

広島見るもの歩くとこ

イベント

109シネマ109でシン・ゴジラ観て来ました。せっかくなので7月末に導入された4DXで。連休に入る前に予約したのですが残席2でギリギリでした。

事前情報はなるべくシャットダウンして予告編すら見ずに行きましたが、シン・ゴジラはゴジラという災害に人がどう立ち向かうという映画だったと思います。僕たちはまだやれる、だから今やることやれることをやろう。知恵が足らなければ他所から借りてもいい、弱音を吐いたり諦めるのはその後でいいさ、そう言ってるように私には思えました。

今しか出来ない今だから出来た映画であったと思います。エンターテイメントがようやく津波や放射能を正面から描けるようになったのだなと思うと感慨深いものがあります。そういう意味では311を特撮映画という手法で正面から捉えた作品であったと思います。した。

この映画は徹底的な取材とそれによる細部までの作り込みや意図的に早口にしていたり複数のセリフが同時に発せられたりと情報量と作り込みが非常に多く一度では頭に入りきれません。(伸びきったラーメンにすらあの器あの具と麺あそこに出前している所はあそこしかないというモデルが存在します)むろん嘘もたくさんあるのでしょうがそれらをひっくるめて思いっきり楽しいんで後で少し考えてみることのできるよい娯楽映画であったと思います。

初の4DXでの鑑賞はヘリや船の揺れ水しぶき風、砲撃の振動等体感てしては楽しめましたが無意識に踏ん張るのでどっと鑑賞後はどっと疲れが出ました。もう一度見るときは通常でいいと思いました(^^;;

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鑑賞後に買ったパンフレットには写真の通り「ネタバレ注意」の帯がしてあります。中にはストーリーや背景についての詳細な解説がありました。これを読んで終了までにもう1回行きたいなと思いました。

1980年代から90年代前半にかけてコミック・テレビアニメ・OVAに映画と幅広くメディア展開した「機動警察パトレイバー」。5月に公開されるその最新作の実写版映画のPRとして実物大8mのイングラムの公開イベントが3月末にマリーナホップで行こなわれました。

イベントの目玉は搬送用トレーラに寝ているイングラムが荷台ごと起き上がるデッキアップ。ニュースでその様子を見ると小学生の頃見ていたアニメが頭の中に蘇りこれは何としても見に行かねばと公開最終日の日曜日に行ってきました。

イベント会場はマリーナホップの中心部。開始15分前ぐらいから人が集まり出し開始時には観客がトレーラーを十重二十重に取り囲んでいました。アナウンスと共に始まったデッキアップは1分ほどで終わりその後立ったままの状態で15分の公開の後デッキダウンで元の状態になりました。

今回久しぶりにマリーナホップに来てみましたが家族連れを中心に賑わっていて以前のような寂れた感じはなくなっていました。オープン当初に目指したアウトレットモールとは変わりましたがファミリーで買い物したり遊べる商業施設に変化しよかったのではないでしょうか。これで道路事情がもう少しよくなればいいのですが。

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久しぶりにひろしまジン大学の授業に参加をしました。
今回の授業は「おこたで。~今、伝え継ぐこと~」ひろしま美術館で開催中の「上田宗箇 武将茶人の世界展」に併せて茶道上田宗箇流若宗匠の上田宗篁氏、漆芸家金城一国斎氏、ジン大のキムラミチタ氏、同館学芸員水木祥子氏が同館地下で炬燵を囲んで伝統文化についいて語り合うというものです。

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炬燵を囲んでのトークは上田宗箇流や一国斎高盛絵の由来や今回の展示会の話から始まり次第に伝統文化を今に伝える宗篁氏や一国斎氏自信の話になります。
「広島は原爆で何もかも消えてしまい、60年文化のない街と言われてきた。最近になりようやく伝統的なものに関心が行くようになってきた。」
「ただ受け継ぐだけならばそれは伝承。常に新しいものを取り入れないと(人々に)受け入れられない」

この座談会を聞いていて思ったは地元に伝わる物の価値を住人が気づいてないんじゃないかなということ。上田宗箇流でいえば武家茶道を完全な形で残しているのはこの流派だけですし、そこの伝わる文物や作法は広島が400年の歴史を持つ街だという事の証です。
”国際平和都市”なんて名乗っているとややもすれば外来の文化に一色に染まりがちですがもうちょっと自分の住む街の文化や歴史を知ってもいいんじゃないでしょうか。僕はこういう伝え継ぐ若い人を応援します。

一度消えてしまったものを再び目にすることが出来るようにするためには、それは 長い年月と多大な努力が必要となります。 それは街並みでも文化でも同じことなのだと思います。

余談ながら今回の催しのあったまさにこの場所に上田家の上屋敷はあったのですが練兵場をつくるという政府の要請で古江の地に移転しました。もし動かなければ人も物もあの時途絶えていました。そういうことを思うと運や縁というものはあるんだなと思うのです。1c34a7a2.jpg

今回のひろしまジン大学は宮島町家通りに点在する古民家再生建築をまわる授業です。

昔からの建物をそのまま使い続けるのではなく周辺に調和した外観や内装を生かしつつ現代の商業施設に生き返らす古民家再生。
今回の先生は13年前から宮島で古民家再生を手がけられている建築士の福島俊をさんです。

最初に訪れたのは「ゲストハウス菊川」
福島先生が最初に古民家再生を手がけられた建物です。
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元々はこの建物の手前部分だけで洋風ペンションを経営されていましたが福島先生の手で増築改修を行い宮島に調和した建物となりました。
正面から見るとわかりませんが右側から見るとたしかに名残があります。

こちらが増築部分ですが和をベースにした落ち着いた造りです。
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天上の照明は和紙です。

この照明は宮島で古くから使われたいた猿瓦を用いたもの。0efcf527.jpg

猿瓦とは瓦の下にいる虫などを食べるために猿が瓦をはぐってしまう為に屋根のてっぺんに置いた猿が動かせないくらい重い瓦のことです。

続いて向かったのは芸者の置屋をアトリエに改装した「art in」
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置屋だったので部屋毎に床の間があったり窓枠等細かい建具や内装が洒落た建物です。

全体の造りは宮島の古民家に準じていますので奥に中庭があります。2bba5ac7.jpg



こちらは古民家でなく、今に残る宮島の古い商家です。4b4f7460.jpg

庇が木の板なのが特徴です。

こちらは一見古民再生なのですがほとんど新築であえていえば古材再利用ぐらいでしょうか。778011ae.jpg



3件目に訪れた「酒と器 久保田」eade9cbf.jpg

元々はアルミの柱とガラスと極普通の酒屋だったのですがアルミの柱を板で囲うなどして町家通りに調和した外観になっています。看板にも西条から取り寄せた酒樽を使うなど酒屋らしさを演出しています。

次に訪れたのが「旅荘かわぐち」ここが本日のメインイベントかもしれません。2b5584ed.jpg

修学旅行客などが利用する旅館だったのですが元は厳島図会にも登場する300年の歴史を持つ旅館です。

現代の建築材を剥がす度に下から古い構造材が顔を出す。それを見てどのよう生かすかを考えるのが古民家再生をしていて一番楽しい時だそうです。

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こちらは1階の食堂ですが元々2間の和室の境を取り払い更には縁側も取り込んで中庭が見える状態に。5c1a168a.jpg



この照明は算盤を利用しました。c63e0f7f.jpg



2階に上がる階段は隣の神社が見えます。DSC04585_519
以前は物置などで見えなかったそうですが取り払ったらよく見えるようになったので鳥居を設置したそうです。

この旅館には3階があるのですが消防法などの兼ね合いで宿泊は使わず展望台として利用しています。b5995a57.jpg



展望台からの眺め。9f341893.jpg

ここから見た花火はどんなものでしょうか。

その次の「勝井呉服店」は旅荘かわぐちのすぐ前です。05459e62.jpg



洗濯物のあったベランダを板で囲い、外装には瓦を使用。e97e94a1.jpg

他の商店と全く同じは嫌という店側の要望には土壁色出対応しています。この辺は京の呉服屋をモデルにしているそうです。

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宮島の商家はベースが京町屋だそうで、これは厳島神社の造営や修繕の職人が関わっていたのでなはないかとは福島先生の談。ただまるごと京都ではなく港町だったので各地のものを取り入れたり猿瓦のように宮島独自のものもあるそうです。


再生建築の最後は「ぎゅらりぃ宮郷」7ae2aa49.jpg

元はしゃもじ問屋の倉庫だった建物を改装したものです。今ではギャラリー兼喫茶店として営業されています。

ここで一行は少し休憩。お茶を飲みながらギャラリーの作品や遊び心あふれた店内を見て回ります。

宮島民家独自の「板庇」とそれを支える「持送」9b71355f.jpg



京都町屋の格子窓をモデルにした跳ね上げ式の庇と腰かけ。5e4b676f.jpg



しゃもじ問屋だったので沢山転がっていた加工途中のしゃもじがカウンターに張り付けてあります。fc53a1c1.jpg



これがおトイレだったりします。927e9059.jpg



コーヒーと名物のシフォンケーキ。03029f3f.jpg

抹茶や紅茶も楽しめますよ。

ぎゃらりぃ宮郷を出ると付近を歩き面白い人工物を見つけて携帯で撮影するというワークショップとなりました。
この写真を後で見せ合うのです。
そんなこんなで皆がワイワイ言いながらあちこち見ながら歩きまわります。

途中でこんなお寺があったり4d2b5057.jpg



今は営業していませんがガソリンスタンドがあったり335d39a5.jpg



最後は絶景の見えるビューポイントで堪能。fd816aad.jpg


この後それぞれの写真に対する先生のコメントを聞いてこの日の授業は終わりとなりました。

宮島にはまだ古い商家など多く残っていますが、ただ単に古い建築を残すのでは住む人は耐え切れずに出て行ってしまい町は寂れるばかりです。しかし古民家再生で「今の暮らし」が出来るのならば宮島に住もう、商売をしようという人が増えるのならば活気づくのではないかと思います。
そしてそれは宮島だけに限らず身近なところでは草津や可部でもそうなって欲しいと思います。

今月のひろしまジン大学の授業の場は広島島東洋カープのホームスタジアム、「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」(以下ズムスタ)でした。

ここズムスタは広島市の防災拠点でもあります。
今回の東日本大震災に際しても備蓄してある救援物資を放出したりまた市民から物資を受け付ける拠点となったりしました。

そしてこのスタジアムの地下には広島駅周辺に降った雨水を貯める巨大な貯留池があるのです。

そもそも貯留池とは何ぞやという話ですが広島のように市街地が海面と大差ないような低い土地の場合、大雨になると川の水面が高くなり市内の排水や雨水が行き場を失い冠水してしまうのでそれら解決のために造られた水の一時的な行き先となる地下の空間のことです。

こちらがこの貯留池の施設管理をしている大州水資源再生センター場長の山田さん。今回の地下ツアーの講師でもあります。e95eb808.jpg

球場正面で集まった後に先生に後に続いて球場横の水路へ。ここの水路に流れている水は今回見学する地下の貯水池から流れてくる水だそうです。この水路は本当ならもっと広くしたかったそうなのですが通路幅を確保するためにこの幅になったそうです。

球場の関係者用入り口から入り駐車場右側に見える搬入口から地下へと降りていきます。52842706.jpg



広いように見えますがここは基本的には無人で灯りは点検用だということです。45089711.jpg



この配管は雨水を再利用するためのものでです。f7a57f34.jpg



この蓋は貯留池内部に溜まった土砂を浚渫するためのものです。6cb7bc1f.jpg



こちらのドアから貯留池本体へ入ります。75cfd51c.jpg

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ここの貯留池はNo1とNo2の2つに分かれていてそれぞれが7,000㎥の貯水量です。
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2つの貯水池を合わせた貯水量は14,000㎥。昨年の7月13日の大雨では10,000㎥まで水が入ったそうです。またこの貯水槽が出来て以後は広島駅前が冠水することはなくなりました。

この貯留池は常時水が来るわけではでなく、降雨で既設の下水道管の処理能力を越える水位になると新設の貯留池雨水流入遮集管を通り貯留池に流れ込みます。雨が止むと排水ポンプにより近くの大州水資源再生センターに送られます。

これが流入管です。手前の仕切りは水が全体に行き割るようにするためのものだそうです。b6a32027.jpg




貯留池の建設決定から球場本体の着工までの期間が非常に短かった為に球場本体と同じようにプレキャスト工法を使い大幅に後期を短縮したそうです。本体工事着工から完了までが流入管も含めてわずか1年で出来ています。9d95d913.jpg



地下の通路が非常に広いのは水と共に流れ込んだ土砂の浚渫に4トン者や重機を搬入に必要な広さをとってあるからだそうです。e4b98b86.jpg




ズムスタでは屋根やグランドに降った雨水を再利用して散水やトイレの水洗、せせらぎ水路に使っています。雨水用に1,000㎥の水槽を用意していますがこの大きさは旧市民球場の1日の水の使用量300㎥の3日分ということで決めたそうです。現在のところ水の1日の最大使用量は310㎥で予想の範囲内だそうです。338f46d6.jpg


こちらの装置でろ過をしています。004e978d.jpg

この雨水の再利用システムは水道料金の削減に大いに貢献していますが最も水を使う8月は雨が少なくカープ球団が水を寄越せと言ってきても提供できないのが悩みの種だとか。

年間の維持費が大体400万円でその半分が契約電力だとの事。大水などで一度でもポンプがフル稼働になるとその電力の契約が翌年まで続くそうです。

広島市の下水処理は家庭排水と雨水が混ざる合流式で、この方式だと大水のときに排水が海に流れる為に35年度までに貯留池の整備が求められているそうです。

地下貯留池の見学はここままでで見学者の一行は北側の搬入口から地上へ戻ります。d628fc46.jpg


こちらの搬入口には地下に車両を下ろす8トンのエレベーターがありこれを使い地上へ出ます。167025f5.jpg



地下から上がった一行は次の会場が整うまでしばしコンコース解放を楽しみます。グランドで練習する選手を見る人もいればコンコースといえば必ず1週したがる人。もちろん私は後者です。

売店の幾つかはシーズン開幕に向けて研修や準備作業中でした。de43f520.jpg



グランドではオープン戦に帯同しなかった居残り組みが練習をしていました。141af1ad.jpg

ピッチャー陣の中にはマエケンも。笑顔がまぶしいです。

スコアボードのJALの広告があった部分がセブンイレブンに変わっています。e4a300c8.jpg



グランドのフェンス際ではアンツーカーの整備をしていました。27ebce9b.jpg

グランドの芝生もだいぶ揃いあとは開幕を待つばかりです。

球場内部の会議室が会場となった第2部はメディア関係者によるオフレコカープトークです。

画面手前から今回の授業コーディネーターの元デイリースポーツ紙記者の中牟田氏、アスリートマガジン編集長の古高氏、ホームテレビアナウンサーの松藤氏。0bd23e19.jpg


カープの今期の順位予想から選手の裏話まで生徒からの質問にも応え実に濃い時間でした。ええ詳しくはココでは書けないくらいに(笑)

見学ということで休日にもかかわらず出勤してくださった山田所長をはじめとする市役所下水道局の方々には感謝です。休日の公共建築の見学はそこを管理する職員が休日出勤をせざるを得ないので難しいのですが今回は特別に対応してくださいました。尚この地下施設は平日なら事前に申し込みをすれば団体見学が出来るそうです。

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